おいしくて美しいおせち料理

結婚して子供ができ、はじめておせち料理を作るようになりました。



今まで母親が作ってくれていたおせち料理を何気なく食べていましたが、

自分で作ってみておせち料理の魅力に気付くことができました。



まず、重箱の一の重、二の重、三の重に詰める物が決まっているということを初めて知りました。



一の重には黒豆や数の子、田作りといった祝いの肴を中心に、

紅白かまぼこや栗きんとんなど彩りの良いお正月らしいものを詰めます。



二の重には肉や魚といった主菜となるものを、三の重には煮物を詰めます。



そして重箱に詰められているものには、色々な願いが込められています。



黒豆は「まめ(まじめ)に働き、まめ(健康)に暮らせるように」という願いが込められ、

数の子は一腹にたくさんの卵があることから子孫繁栄の意味を持ち、

栗きんとんは漢字で「金団」と書き、商売繁盛や金運をもたらすといわれ、

豊かな暮らしを願って食べられています。



他にも色々な意味が込められていることを改めて知り、感慨深くなりました。





そして、作っていて改めて感じたのは彩りの良さです。



重箱にバランスよく詰めていくのが難しかったのですが、

詰め終わったものを見て、一気に正月らしさを感じることができました。





これからも毎年おせち料理を作り、子供にもおせち料理のすばらしさを感じてもらいたいと思いました。





そして日本の伝統を少しでも伝えていきたいと思います。