クリスマスの定番、パネトーネ

ヨーロッパのイタリアで大切に受け継がれている、クリスマスの伝統のお菓子のひとつで、「パネトーネ」という、お菓子があることをご存知でしょうか。





パネトーネは、レーズンやオレンジピール、プルーンなど、ラム酒に漬け込んだドライフルーツなどをふんだんに利用して、発酵をさせた丸い形をしたパンです。





パネットーネとも呼ばれます。パネトーネとはイタリア語で、「パネ」=パン、「トーネ」=大きい、つまり、大きなパン、という意味です。イタリアの南の都市、ミラノから広まったお菓子だと言われています。





イタリアのパンは、もともとは、古く、紀元前にあたる、ローマ時代までさかのぼることができるお菓子だともいう、説があります。





パネトーネの歴史も非常に古いものだと言われています。もっとも古い説では、紀元200年ごろに登場した、という話もあります。



12月になり、クリスマスが近くなると、イタリアではパン屋の店頭に、甘い香りのするパネトーネが並びます。





大きな丸い形のパネトーネは、ふんわりして甘く、軽いので、子どもたちに大人気です。最近では、チョコレートチップが入ったパネトーネも登場しました。







日持ちが長いので、日本でもイタリアから輸入された、本場のパネトーネを味わうことができます。