ご飯とお味噌汁あればいい

和食で一番好きなものは定食です。お味噌汁、白ご飯、メインのおかず、漬物、おひたしというセットがオーソドックスではないでしょうかそこで重要視するのは、私にとって白米です。明太子なんかあればお茶碗三杯はいけますよね。





明太子の辛さを白米と合わせることによって絶妙な旨さになります。

明太子だけでは辛すぎて食べられなくても白米と合わせることによって食べられる人は多いと思います。また明太子以外に昆布、漬物、納豆など白米に合うものをあげたらきりがありません。そもそも白米はなぜこんなに色んなおかずと合うのだろうかとふと疑問に思いました。辛いもの、酸っぱいもの、甘いもの、どんな味のおかずにも白米は不思議と合うのです。



そこで白米だけを食べてみました。



意外と白米だけを食するということはなく白米だけを楽しもうというスタンスがとっても不思議でしたが、いざ食べてみると白米は甘いと気づきました。しかも噛み砕けば噛み砕くほど甘いのです。



ケーキやチョコレートなどの甘さとは違ったあの甘さだからこそいろんなおかずと調和し、和食にはかかせない存在になったのでしょう。少し白米について熱くなって語ってしまいました。普段、メインのおかずをさらにおいしくする引き立て役の白米の良さ、素晴らしさに今更ながら気づいた気がします。日本人でよかったと思った瞬間です。



私の好きな和食定食はお味噌汁、白米、おひたし、漬物、メインのおかずのこのバランスがあるからいいのであってひとつでもかけていたらダメなのでしょう。

今考えれば定食って贅沢ですね。たくさんのおいしいものがぎゅっと詰まっているのですから。





大学の友達とランチしようとなったら、大抵がイタリアンです。パスタ、サラダ、スープの3点セット。



ランチで定食を食べに行こうとはなかなかなりません。なぜなのでしょうか。勝手なイメージとしては、定食はサラリーマンっぽい、おしゃれではないなどかと思います。でも先ほど定食を語ったように、定食はとても贅沢な和食です。



もっと定食を現代化したらいいのにと感じます。おしゃれな器に盛るとか、自然食にするとか。定食は安定のポジションで人々に食されていますが、こんな定食もあったのだということを現代に広げたらまた新しい定食ができあがると思います。